作業者も安全装備を
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これまで農業機械の安全装備について解説してきましたが、今回は作業者が危険な目に遭いにくい装備について考えましょう。 |
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初めは圧迫感があっても慣れれば問題はありません。機械のハンドル振動からの影響を避けるためには防振手袋が有効です。一般の作業では軍手をよく使いますが、刈り取りなどで刃物を使うときには、切断などに強いケプラーの手袋が安全です。整備などでボール盤を使うときにはドリルや切り子に巻き込まれる恐れがあるので手袋の使用は禁止されています。 安全靴も有効です。最近は軽量な物も発売されています。作業の内容に合わせて選択しましょう。 衛生保護具では、農薬中毒を防ぐ防毒マスクが必須です。1種類あればよいのではなく、使用農薬に適した物を使いましょう。粉じん作業では防じんマスクが便利です。 さらに、作業着も肌を露出しにくい物、とっさのときに脱ぎやすいような前ボタン、前ファスナーの物を使いましょう。 |
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人間工学専門家●石川文武 |