JA大阪南のブログ

刈り刃との接触防止

農作業事故2016.12.01

  1611_刈り刃との接触防止 

農業機械には、作物を切断するための刃が備えられているものがあります。昭和40年代の末期に農作業事故が増加しましたが、農業関係者に「機械のどの部分に危険を感じますか」というアンケートを行いました。その結果、「刃」が最も怖いという結果となりました。
主な農業機械のうち、刃による事故が多く報告されていたのが、刈り払い機、茶摘み機、バインダー、コンバインでした。安全鑑定では、「刈り刃が容易かつ急速に停止できる構造であること、ただし、作業者が通常は接触する恐れがない場合にはその限りではない」(基準・内規の文章そのままではありません)とされ、安全対策が取られてきました。

 
  刈り払い機では、スロットルレバーを離すことにより緊急停止するようになりましたが、危険を察知して操作をしても瞬時に止まるわけではありません。また、始動時や作業中に自分や第三者を傷つける事故が後を絶ちません。第三者が接近するときの合図励行と、組み作業時の5m以上の安全距離を保つこと、斜面では足場の安全確認が大切になっています。なお、飛散物防護カバーは絶対に外してはいけません。
茶摘み機では、携帯型では片手を離すと停止する装備になっていますが、無効化してしまう事例が続いており、作業者の安全意識向上が必要です。可搬型では、補助者側からも緊急停止させるレバーなどが装備されています。バインダーでは、デバイダーと引き起こし装置が防護の役目を果たしていることから、事故が少なくなりました。
コンバインでは、排わらカッタでの負傷事故が多発していました。最近は、わら詰まりが生じたときに、自動停止する装置になっていますので、事故の減少が期待できますが、わらの抵抗で作動部が停止しているだけの場合もありますので、取り除くときには、エンジンが停止していることも確認しましょう。
「いちいち止めてはいられない」という考えはやめましょう。一時の油断が損失を招くのです。
 
     人間工学専門家●石川文武  
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