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回転軸、ベルト、チェーンなどとの接触防止

農作業事故2016.10.01

   1610_回転軸、ベルト、チェーンなどとの接触防止

農業機械はエンジンからの力を軸やチェーン、ベルトなどの伝動装置によって作用部を動かしています。軸は軸受けに支えられていますが、軸端が触れやすい場所にあると、作業中に何げなく触れて負傷することがあります。また、チェーン、ベルト、プーリーなども、かみ込み点付近での接触により負傷することがあります。作業者が触れてしまうようなこれらの場所については、必要最小限の作動部を除く可動部はカバー、ケース、囲いなどによって防護され、変形しやすかったり、熱を持ったり、指や手が届くようなものであってはいけないことになっています。

 
   
   現在販売されている機械の大部分はこれらの防護装置が施されていますが、その対策技術に対するメーカーおよび使用者の安全意識が不十分と考えられて、事故が起こっている例があります。例えば、点検整備のために取り外すことができるカバーでは、機械から完全に取り外すことができる構造だと、点検後に再取り付けせず動かすことも可能です。本質的な防護としては、カバーの一端をちょうつがいなどで機械とつないでおくことです。また、しっかり再装着しないとエンジン始動ができない工夫が加えられているとより有効な装備となります。
機械の使用者にとって、これらの安全装備は過剰に思える場合もありますが、農業の場合には、特別な資格を必要とする機械・作業を除いて全員が技能研修を受けているわけではなく、技量、安全意識の違いがあり、国際的な取り決めで安全距離(※)を保つ仕組みになっているので、厳しい基準とはいえません。
安全装備が施されていても、機械と作物や土との接点は防護し切れません。使用者間で安全意識を統一しましょう。
※安全距離:作業者の腕などが可動部に達しない距離で、作業位置から測定する。幼児でも接触しない網目、背の高い人でも届かないような高さなどが基本です。
 
    人間工学専門家●石川文武  
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