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耕耘機ハンドルの跳ね上がり対策(1)

農作業事故2016.07.01

  1607_耕耘機ハンドルの跳ね上がり対策(1) 

最近では乗用型の機械作業が大半になっています。しかし、乗用機械では作業効率が低い中山間の狭小圃場(ほじょう)やハウス内、1行ほどの短い野菜作などでは、歩行型機械が使われており、さまざまな事故も発生しています。
耕耘(こううん)機や管理機のように車軸が一つの機械では、主クラッチのつなぎ方によっては前進発進時にはハンドルが下がります。逆に後退発進するときにはハンドルが跳ね上がります。不用意なクラッチの接続を行うと、後退発進時に巻き込まれたり、挟まれたりします。今回は巻き込まれ(2014年は6件発生)事故防止のための安全装備と事故防止対策を考えましょう。

 
   
  後進時のロータリー停止装置について。エンジン回転が高いまま後退発進しようとするとハンドルが跳ね上がり、体が不安定となり地面の状態によっては作業者が転び、機械の下敷きになることがあります。そのときにロータリーが回転していると転んだ上に機械が進んできて、足や腹部をロータリーに巻き込まれることがあります。そのような事故を防ぐために、「バック耕耘けん制装置」が備えられています。
バックしようとするときに、ロータリーのクラッチが入っていると変速ギアがバックに入らないようになっています。ロータリーを停止位置にすればバックに入って後退発進が可能になり、発進時に転んでしまい巻き込まれても作業機によるダメージは小さくできます。
ハンドル回動式の場合には、ハンドルを水平方向に90度または180度回転させれば、けん制装置が解除され作業することも可能です。さらに、ロータリーカバーが装備されています。これは土の飛散を抑えるだけでなく、足先がカバーに触れると危険ですよ、という意味も含まれています。
どちらも事故の可能性を小さくするための装備です。点検や整備に不都合だから取り外してしまおう、なんて考えてはいけません。
 
    人間工学専門家●石川文武  
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