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農業機械のここが危ない! 管理機編

農作業事故2017.06.01

  1706_農業機械のここが危ない! 管理機編 管理作業とは、土地利用型農業の場合、施肥・種まき・移植の後から収穫までの諸作業を意味しています。つまり、除草、病虫害防除、追肥、培土、間引き、剪定(せんてい)などです。施設型農業、果樹、畜産も同様です。これらの作業は、その頻度や時間は多くありませんが、そのために前回までの軽微な危険体験などが記憶に残ることが少なく、類似事故がよく発生します。
 まず、除草について考えます。作目に関係なく、除草は大切です。除草剤を散布する場合と草刈りがありますが、草刈り機による作業の方が多いでしょう。背負い型や肩掛け型の草刈り機では、右から左へ振るのが基本です。斜面では、右足を山側に、が基本です。左足を山側にして刈り上げる作業は効率も悪く、刈った草を踏んで足を滑らせることもあります。組み作業の場合にはお互いの距離を5m以上確保しましょう。
 除草剤散布も含めた病害虫防除作業は農薬が低毒性といっても人に有害であることは確実です。防除用作業着を着用するとともに、調合割合を間違えたりしないような注意が必須です。散布は風向きに注意し、ドリフト防止に努めましょう。散布残液の処理も地域の環境保全ルールに従う必要があります。
 
 

また、ハウス内で薫煙剤などを使用した後は、しばらくの時間入室禁止の措置を取らなければいけません。果樹園でのスピードスプレーヤ散布では、後方の散布状態確認に気を取られ、前方の枝に衝突したり、首を引っ掛ける事故もよく発生します。

追肥・培土・間引きなどは、立毛中の作業です。乗用型管理機作業ではそれほど問題はありませんが、歩行型管理機の場合、条間が狭い場合に移動の足場確保が難しく、作業機が不安定になることがあります。それを腕力で修正すると捻挫や骨折につながることがあります。
 露地栽培での間引きはしゃがみ姿勢が続きます。連続作業では立ちくらみが起こることもあります。果樹の剪定や摘果での高所作業も作業台車や脚立の安定を確認しましょう。

 
       
    人間工学専門家●石川文武  
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