タマネギ苗の上手な植え付け
あなたもチャレンジ!家庭菜園2017.10.01
9月に種まきしたタマネギ苗は、10月下旬から11月が植え付けの適期です。5~6mm径に太り、葉がしっかりし、根がたくさん付いた苗を選びましょう。最近は3号ポリポットにじかまきし、十数本立てにしたポット苗も出回り始めました。鉢土を外し、根がしっかり付いた状態で植え付けられるので、お買い得です。 タマネギは、真冬に入るまでに十分地中に根を張らせ、春には勢い良く育つようにすることが大切です。そのためには元肥を適切に施し、特にリン酸成分(溶成リン肥や過リン酸石灰)を欠かさずに。火山灰土壌では多めに与えておくことが大切です。 |
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列植えは一定の深さに溝を付け、苗を同じ深さにそろえて植えるので、植え付け作業が速く苗の姿勢が良く、株元の踏み付け鎮圧がしやすいです。また生育後期に、列間に後作(インゲンマメ、ラッカセイ、ショウガなど)を作付けすることにより、畑の高度利用ができます。
一方のマルチベッド植えは、地温を高め、乾燥を防ぎ、雑草を抑止し、肥料の滅亡を少なくする効果があります。ただし植え付け、株元の鎮圧には手間がかかります。 ※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。
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板木技術士事務所●板木利隆 | |||