JA大阪南のブログ

農閑期にやるべきこと(1)

農作業事故2018.01.01

 

 かつては、農繁期とか農閑期という言葉が使われていましたが、農閑期とは、土地利用型農業を念頭に置いた言葉にすぎません。畜産や施設園芸では基本的に農閑期はありません。ここでは農閑期を「農作業をしない時間」と捉えましょう。すなわち、体を使った農業はしないけれど、頭脳は農業をしていることになります。サラリーマンでいえば、仕事をせずにたまった疲労の回復と次に備えた準備の時間といえるでしょう。

 農作業をしないときに取り組んだ方が良いことの筆頭は、ご自身や家族の健康確認です。1年に1度時期を決めて健康診断を受けましょう。気になる症状がないときに健診を受けておけば、異常を感じたときに健康時とのデータ比較ができるので、治療の必要性などが判断できます。また、健診時に小さな異常が見つかったときにはその治療は時間も短く経費も少なくすることが可能です。異変を放置し、我慢できなくなって受診したら、がんのステージ4ですということにもなりかねません。

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  体の健診とともに、農繁期になったら活躍してもらう農機具の点検も行いましょう。消耗品の定期交換、重要部の点検整備などを点検マニュアルに従って行いましょう。これを無視すると、一番忙しい時期に故障発生ということにもなります。環境の点検も大切です。
 これらの健康診断や農機具、環境の点検を無駄な出費と考えて実施しない人もいますが、いざ「おかしい」というときにどのような出費と時間の浪費になるかを考える時期でもあります。安全投資がこれから先の支出削減に役立っていることが理解できれば、あなたの安全は確保されます。安全安心を侮ってはいけません。安全安心は自分で「創る」ものです。
 現代は、インターネットなどでいろいろな情報を入手でき、それを分析・アレンジすることによって、今後の農作業計画の役に立てることができます。ご自身または周囲の過去の安全安心対策の事例や効果などをデータとしてまとめておけば、問題発生時の解決策も見つかりやすいでしょう。
 
       
    人間工学専門家●石川文武  
       
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