春・初夏の果樹作業の安全|JA大阪南

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春・初夏の果樹作業の安全

農作業事故2018.05.01

 

 日照時間が長くなると、木々の芽も膨らみ始めます。落葉果樹と常緑果樹では管理方法が違います。秋の収穫後に剪定(せんてい)などは済ませているでしょうが、春に行うことは、耕耘(こううん)、施肥、除草、樹形の手直し、棚の点検整備、授粉などでしょうか。耕耘や施肥は、木の幹に接近し過ぎないような注意が必要です。盃状仕立てや棚仕立ての圃場(ほじょう)では樹列と適切な距離を取らないとトラクターを幹にぶつけたり、可倒式安全フレームで枝や棚のワイヤーなどを傷付けることもあります。また、歩行型トラクターでの作業は、後退発進に際して後方に障害物がないか確認が必須です。

1804_春・夏の果樹作業の安全  
  樹形の手直しと棚をつるワイヤーなどの点検も大切な作業の一つです。矮(わい)性であっても管理が悪いと、どんどん高く伸びていき、管理作業や収穫作業の効率低下につながります。各種作業には高所作業台車や脚立も使います。高所作業台車での移動は台を下げなければいけませんし、斜面の作業では、足場の安全確認と、アウトリガーの適切な使用が必要です。脚立を使う場合には、変形がないこと、開き止めフックやチェーンが機能すること、安定した地面であることなどを必ず確認してください。脚立では天板の上に立ってはいけません。ワイヤーの張り替えなどは組み作業になります。連絡合図の方法などをあらかじめ確認してから作業を始めましょう。
 人工授粉などは上向き作業の連続ですので、首や肩への負担が大きくなります。明るい空を向いていると、立ちくらみなどを起こすこともあります。通常よりも小まめに休憩を設定しましょう。上を向いた移動が続きますので、地表面の障害物などはあらかじめ除去しておきましょう。さらに、花が実になる頃には、摘蕾(てきらい)作業も始まります。上向き作業の連続と枝の間に体を入れることになりますので、顔面保護具の使用も必要です。
 
    人間工学専門家●石川文武  
       
       
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