JA大阪南のブログ

水稲作管理作業の安全

農作業事故2018.06.01

  田植え後の稲作は、秋の収穫に向け、適切な管理作業を行う必要があります。油断をすると病害虫の発生や生育不良を招きます。肥培管理作業の中心は病害虫防除と雑草除去です。
 水田の内外を問わず、雑草は生育します。水田内の雑草対策には、機械による除草、カルガモなどによる生物的除草、除草剤などによる化学的除草があります。機械的除草では、乗用型の管理機や歩行型の除草機を使いますが、稲を傷付けないようにするとともに、雑草の後始末も大切です。適切な方法を取らないと、かえって雑草の繁茂につながることもあります。歩行型の場合は、作業幅が狭いので、泥の中での長時間歩行となり、疲労が集中力をそぐこともあります。適切な休憩を設定しましょう。乗用型では、能率は高くなりますが、作業機の装着などが不十分だと、作業中の脱落などもあるかもしれません。作業前のチェックが必要です。
 あぜ付近の雑草処理は草刈り機がメインになりますが、法(のり)面が長い場合には、作業者の滑落防止に気を付ける必要があります。刈り取った雑草を水田内に落としたり、放置したりしないようにすることも大切です。刈り取った草の上を移動する際は転倒に気を付けましょう。また、法面と天面の両方を刈り取れる草刈り機もありますが、機械が斜面側に下ることがありますので、慎重な運転操作が必要です。
 
  水田内の肥培管理には、粒剤、粉剤、液剤を散布し、除草対策や追肥などを行いますが、ドリフトを防ぐことが最も大切ですし、防除用作業着を着用し作業者が散布液などから被ばくしない工夫も大切です。
 あぜから鉄砲ノズルでまくときも、多口ホース噴頭で圃場(ほじょう)内を移動しながらまくときも風下から風上に向かって移動しましょう。背負い型防除機で散布するときは、農薬などが減るとともに機械の重心位置が変化します。転倒しないように慎重に作業しましょう。
 
 

人間工学専門家●石川文武

 
       
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