JA大阪南のブログ

    栄養豊か、花も楽しめるオクラ

    あなたもチャレンジ!家庭菜園2018.05.01

     

     夏を越して晩秋まで果実(莢果)を取り続けることができ、フヨウに似た黄色い花は観賞用としてもめでられ、家庭菜園や庭先、プランター栽培共にお勧めです。アオイに似た花は観賞価値もあり、秋遅くまで咲き続けます。花も実もある重宝な野菜といえます。

     独特の粘りがあり、夏のスタミナ補給にうってつけの野菜として知られています。食べ方は刻んで生のままだけでなく、ゆでたり炒めたり、サラダやてんぷら、みそ漬け、かす漬けにと、使い道が広いのも魅力です。
     高温性で昼は25~30度、夜は20~23度が適温で、10度以下の低温では生育がまったく停止し、葉が黄変、落葉してしまいます。畑に植えたが一向に伸びず、落葉、枯死するという声がよく聞かれるのは、苗が低温に遭っていたり、植えた畑が寒過ぎたりした場合が多いのです。これを水不足と勘違いして水をやり過ぎると地温がさらに下がり、過湿となり立ち枯れ病が発生したりして失敗を助長してしまいます。
     育て方のポイントは、苗は3号ポリ鉢に、一晩水に浸した種を4~5粒まき、20度ぐらいに加温して育てるか、市販の苗を買い求め、暖かい場所で再育苗し、十分暖かくなってから畑に植え出します。最近はずいぶん早くから店頭に苗が並びますが、買い急ぎは禁物、失敗して再び苗を求めなくてはならない状態になってしまいます。
     図のように黒色ポリフィルムをマルチし、地温を上げてから植えることをお勧めします。
     オクラの育ちをよく見ると、初期には枝分かれせず、1株当たりの花・果数は少ないので、それを補い、早期収量を高めるために、畑でもプランターでも、1カ所に2株ずつ植えることを勧めます。前半は葉もあまり込み合わないので、これでちょうど良いのです。

    1804_栄養豊か、花も楽しめるオクラ  
     

    盛んに育ち枝が伸びだしてきたら、主枝の上の方を摘除し側枝に日を当て、健全に伸びるようにします。

     半月に1回、1株当たり小さじ1杯ぐらいの化成肥料を追肥します。

     近頃各地で葉を筒状に巻き食害するワタノメイガの発生が見られます。発見次第捕殺するか、適応殺虫剤を散布して防ぎましょう。

    ※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

     
        板木技術士事務所●板木利隆  
           
           

    ジャガイモ萌芽後の上手な管理

    あなたもチャレンジ!家庭菜園2018.04.01

     

     ジャガイモの芋は塊茎といわれることからも分かるように、種芋から地上に向かって伸びた茎から横向きに何本も発生した地下茎の先端が膨らんで形成されるものです。

     種芋には芽が数個以上あるので、全部伸ばすと、土中で込み合い、芋になる茎が多過ぎて大きな芋が付かなくなってしまいます。芽が地上に出てきたら、勢いの良い2本だけを残して他の芽は取り除きます。実際の作業は、残す芽の周りの地面を指先で押さえ動かさないよう注意して横方向にかき取るか、はさみを少し土に差し込んで切り取ります。
     ただし、寒気が去り難く、強い晩霜がありそうなときは、芽かきを遅らせ、あえて込み合わせるようにし、危険がなくなってから芽かきをするようにしましょう。そうすると多くの芽が寄り添い、葉が重なっているので、下の方の芽は寒害を受けず全滅を免がれるからです。
     新芋は地表近くに付き、肥大してくるので、種芋から上の土が少ないと芋は十分に肥大せず、地表に現れ緑化する物も出てきますので、株元に土寄せをしてやる必要があります。この土寄せは、あまり早い時期に行うと地温の上昇を妨げるので、芽が15~20cmの高さに伸びてからにし、1回の量はせいぜい6~7cmぐらいとし、2回に分けて行います。

    土寄せをする前に、株の周りに化成肥料と油かすを1株当たり各大さじ1杯ほどばらまき、土と混ぜるようにしながら株先へ土を寄せます。
     気温が上がり地上部が旺盛に伸びる頃になると病害虫が発生し始めます。特に葉に湿った黒褐色の斑点が入る疫病は大敵、これはトマトにも伝染するので、早めに薬剤を散布して防ぎましょう。害虫ではテントウムシダマシ(オオニジュウヤホシテントウ)が発生し、成虫、幼虫共に葉の裏側から葉脈を残して食害するので、葉を網目状にしてしまいます。放置しておくと近くのナスなどにも被害が及びますので、早めに適応薬剤を散布して防ぎましょう。

     芋を掘り上げてみたら表面があばた状になっていることがあります。これはそうか病の被害です。乾燥した場合、特に畑が酸性気味の場合に発生しやすいので、来年は過剰な石灰は施さないようにしましょう。

    ※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

    1803_ジャガイモ萌芽後の上手な管理  
     

     

     
        板木技術士事務所●板木利隆  
           

    チンゲンサイ

    あなたもチャレンジ!家庭菜園2018.03.01

     

     中国華中地方の原産で、中国名は「青梗菜」。ハクサイの仲間ですが、茎が青くて結球しないのでこの名があります。戦後中国から導入された野菜は数々ありますが、チンゲンサイはその代表選手といえましょう。

     一番の特徴は、火を通すと緑色が鮮やかさを増し、煮崩れ、目減りが少ないことですが、あくがなく、煮物、炒め物、おひたし、あるいは漬物にと使い道は広がります。
     冷涼な気候を好み、生育適温は15~22度ですが、暑さ寒さにも葉菜類のうちではかなり耐える方で、4月下旬から9月中旬まで種まきでき、案外育てやすいので、家庭菜園にお薦めの野菜です。
     畑にじかまき、または育苗して植え付けと両方ともできますが、長い間収穫を楽しむにはじかまきを、そろった良品を畑の回転良く収穫するには128穴のセルトレイ育苗をと、使い分けると良いでしょう。
     じかまきの場合には、あらかじめ全面に完熟堆肥、油かす、化成肥料を15cmぐらいの深さに耕し込み、準備しておいた畑に、くわ幅(15~17cm)のまき溝を作り、2~3cm間隔に種をばらまきします。覆土は2~3cm厚さとします。夏に向かう栽培では防乾、防暑のために、まいた上に切りわらまたはもみ殻、完熟堆肥を細かく砕いたもののいずれかで薄く覆っておきます。
     発芽したら本葉3~4枚の頃6~7cm間隔に、その後逐次間引き最終株間を15cmぐらいになるようにします。生育中15~20日置きに株の周りに肥料をばらまき、軽く土と混ぜ合わせておきます。

    1802_チンゲンサイ  
     

     チンゲンサイは下の方の葉と葉の間に隙間ができ、泥跳ねにより土が入りますので、フィルムマルチが有効です。じかまきの場合には、90cm幅のベッドを作り、15×15cm間隔の穴開き黒色ポリフィルムを敷き、穴に5~6粒種をまき、発芽したら込み合わない程度に逐次間引き、本葉7~8枚で1本立てとします。追肥は必要に応じて株間に指先で穴を開けて施します。
     育苗の場合にも同じくベッドを作り、あらかじめ15cm間隔の穴開き黒色ポリフィルムを敷き、その穴に本葉7~8枚に育った苗を1株ずつ植え付けます。
     種まき後、春は45~55日、夏は35~45日ぐらいたち、草丈が18~20cm、150gぐらいに育ったら収穫します。家庭用ならその半分ほどに育った頃からミニチンゲンサイとして収穫、切らずに株ごと料理に用いるのも良いでしょう。

    ※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。



     
        板木技術士事務所●板木利隆  
           
JA大阪南

JA大阪南 〒584-0036 富田林市甲田3丁目4番10号 TEL:0721-25-1451

Copyright (C) JA-OSAKAMINAMI. All Rights Reserved.