藤井貫司さん

笑顔の実り。vol.010

ふじいかんじさん|34歳

羽曳野市 誉田 藤井貫司さん

農業の可能性

藤井貫司さんは現在34歳。2年前の2012年に家業の農家を継ぎ、若くして就農した。 農家に転向する前は8年間一般企業に勤め、途中、転職も経験しているという。一度はサラリーマンとしての生活を選んだ藤井さんだが、なぜ、農家の道に足を踏み入れることになったのだろう。 理由を尋ねると、藤井さんは力強く答えてくれた。 「農業に可能性を感じたんです。」 藤井さんの語る、農業の可能性とは? 今回は、農業に新たな風を吹き込む、藤井さんの取り組みについて紹介する。

1_いちじく

甘いイチジクはネット販売でも大人気

2_いちじく畑

藤井農園のイチジク畑

ネット販売をスタート

藤井さんが農家を志す転機となったのは、2009年。ホームページ上で、父親が栽培したイチジクのネット販売をスタートさせた事がキッカケだ。当時サラリーマンとして働いていた藤井さんは、ネット販売を通じ、農業に興味を持ち始めたそうだ。 「ネット販売を始めたのは良いものの、最初からたくさん問い合わせが来たわけではないんです。でも、時が経つにつれて、少しづつ注文が増えてきた。今までイチジクは地元の市場や『あすかてくるで』に卸すことが殆どだったから、売り先が日本全国に広がった事に可能性を感じました。」 インターネット等の新しいツールを使うことで、農業の現場で不可能だった事が可能になる。農業に可能性を感じた藤井さんは、勤めていた会社を辞め、農家へ転向する事を決意した。

アンケート制度の実施

地元だけでなく、日本全国の人に商品を届ける事が出来るのが、ネット販売の大きな強みだ。しかし、反対にネット販売ならではの問題もある。 「ホームページを通じての販売だから、お客さんとコミュニケーションが取れないところがネット販売の弱み。普段地元でイチジクを販売する時は、すぐにお客さんに感想を聞くことが出来るけど、ネットではそうはいかない。お客さんの反応を知ることが出来ないんです。」 ネット販売でイチジクを注文したお客さんは、商品に満足してくれているのか。商品に対する率直な意見が聞きたいと思った藤井さんは、商品にアンケートを同封する事にした。 実際に食べてどう思ったのか感想を書いてもらい、受け取ったアンケートは厳しい意見も含め、全てホームページ上で公開する。 全ての意見に耳を傾け、改善を繰り返すことで、商品やサービスの質的向上に繋げているのだ。

3_藤井さんといちじく

イチジクを見つめる藤井さんの目は真剣

新たな取り組み

藤井さんに今後の展望を尋ねると、新たな挑戦について語ってくれた。 「いま力を入れているのが、最近立ち上げた『南河内Fruitist(フルーティスト)』という取り組み。梨やブドウ、ブルーベリーなど、南河内でフルーツを作っている同年代の農家4人で結成したグループで、南河内のフルーツをPRし、盛り上げていくことが目的です。先日はパン屋さんとコラボして、イベントで南河内のフルーツを使ったパンを販売しました。今後も積極的にイベントに参加し、SNS 等使って沢山の人にアピールしていく予定です。」 ネット販売やアンケート制度の導入、SNSを利用したプロジェクトの展開など、農業に新たな風を送り続ける藤井さん。既成概念にとらわれず、農業の可能性に挑み続ける藤井さんの動向から、今後も目が離せない。

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