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笑顔の実り。vol.015

はやし しげおさん|36歳

河南町 大宝 林 繁夫さん

人間らしい仕事です

花全体_2007

写真は金魚草。5月に出荷のピークを迎える。

自販機_2135

収穫した野菜は自販機で販売する事もある。この日は全て売り切れ。

農業は人間らしい仕事

林さんが職業として「農家」を意識したのは、就職活動の時期。農学部に在籍していた林さんは、周りの友人達が農業とは関係のない業種へ進路を決めていく中、ひとり農家になる事を決意する。決め手となったのは、実家に田畑や農機が揃っていたこと。 「私の祖父はナス農家。父親も、サラリーマンとして勤めながら、休日は米作りをおこなっていました。必要な環境が揃っていたので、『自分にも出来るかもしれない』と思い、挑戦してみる事にしたんです。努力の結果が、そのまま収入に繋がる事も魅力的でした。」 意気揚々と、農業の世界に足を踏み入れた林さん。実際に就農してみて、理想と現実の間にギャップはなかったのだろうか。 「もちろん、想像以上に大変な面もありました。始めた当初は農業の事を何も分かっていなかったので、『やろう!』と思えたのかも。でも、農業はストレスがあまりたまらない仕事。労働時間が長く、休みが少ないという現実もありますが、それ以上にやりがいがある。とても人間らしい仕事だと思っています。」 ストレスの少ない環境で、やりがいを感じながら仕事をする。多くの人が求める条件だが、実際にそのような環境で働ける人は少ない。もちろん、個人によって感じ方は違うが、「農業にはそんな環境が揃っている」と、林さんは語る。

努力の結果

農業をおこなう中で、どんな時にやりがいを感じるか尋ねてみた。 「やっぱり、お客さんに『美味しかったよ』と言って貰えた時は嬉しいですね。前に、私の作ったトマトを食べた方から『あなたのトマトを食べたら、他のトマトは食べられへんわ』と言って頂いた事があるんです。そういう言葉を聞いた時は、やっていて良かったと感じます。」 また、2人の息子さんから「大きくなったらパパのお仕事をやりたい」と言われた時も、嬉しかったそうだ。 「息子に自分の仕事を継いでほしいという気持ちはないのですが、『やってみたい』と思ってくれた事が嬉しかった。 息子達が大きくなった時、職業の選択肢の一つとして『農業』を選べるよう、規模の面でも技術の面でも、もっと頑張っていきたいですね。」 頑張っている姿は、必ず誰かが見ていてくれる。「美味しい」と言ってくれたお客さん。父親の働く姿を見て、「やってみたい」と言ってくれた子供達。誰かに努力が認められた時、人は仕事にやりがいを感じるのかもしれない。

ナス_2073

林さんは主に、ナス、キュウリ、トマト、切り花を栽培している。

花クローズ_2059

仲間と支え合いながら

林さんは当JAの青壮年部 副部長、また河南支部の支部長を務めている。青壮年部の活動を通じて、様々な人と交流が持てるのも、林さんが農業を行うモチベーションの一つになっている。 「青壮年部に入っているのですが、活動を通じて楽しく交流したり、仲間と情報を交換したりしています。活動が終わったあと、皆で飲みに行くのも楽しいですね。農業について分からない事があれば、先輩に質問することもありますよ。」 支え合える仲間がいるからこそ、楽しく農業をおこなうことが出来る。

農業は楽しい

「農業をおこなう若者が増えてほしい」と語る林さん。最後に、新規就農を考えている人に対し、メッセージを送ってもらった。 「私の考える農業の魅力は2つあります。1つは、あまりストレスがないところ。もう1つは、自分の努力次第で収入が上がるところ。とは言え、言葉だけでは伝わらない事も多いと思うので、まずは自分がしっかり儲けて、『農業って儲かるんだ』、『農業で生活していけるんだ』という事を、自分の姿を通じて伝えていきたいですね。天地人の記事がきっかけで、若い人が就農を考えてくれたら嬉しいです。」 「農業=つらい仕事」というイメージを払拭する林さんのお話、いかがでしたか。 しんどい事もあるけれど、楽しいことはもっとある。だからこそ、農業はやりがいのある仕事なんです。

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