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笑顔の実り。vol.025

うじばやし まさよしさん|61歳

堺市美原区 黒山 氏林 正義さん

みんなの声が力になる

専業農家の父親が亡くなったとき、氏林正義さんは会社員と兼業で農業をする決断をした。 「親が苦労して守ってきた土地なので、自分の代で終わらせるわけにはいかない」 そんな思いから、氏林さんの農業人生は始まった。現在、トマト、ナス、メロン、白菜、葉牡丹など様々な種類の作物を栽培している。 「大変なことが多いし、自然に泣かされることもあるけどね。嬉しいことも沢山ありますよ」 氏林さんの言う「嬉しいこと」とは一体何なのか?今回は氏林さんの農業に携わる思いに迫る。

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みんなの声が力になる

「農業をやっていて1番嬉しい瞬間は作物を褒めてもらえたとき。お客さんの声が1番の励みだし、自分を力づけてくれる」 氏林さんは自分の原動力は「お客さんの声」だと語る。「美味しかったよ」、「ありがとう」の一言が自分を動かすという。 「知り合いに米が大好きな人がいるんですけど、会話の中でふと農業について話すことがあったんです。『氏林さんって米作ってるんやんね』と聞かれて『そうやで。良かったら味見してみてー』と軽い気持ちでうちの米を渡しました。そしたら『今まで高い米を取り寄せてたけど損してた。氏林さんの米のほうが断然美味しい』と言われたんです。すごく嬉しかったですし、それが自信にもなりました。」 お客さんの何気ない一言が、新たな仕事に繋がることもある。 取材時、氏林さん宅のガレージには大小様々な「寄せ植え」がずらりと並んでいた。全て、依頼されて作ったものだ。 「庭で自分用の寄せ植えを作っていたら、それを見た方が『ぜひ売って欲しい』と声をかけてくれたんです。何気なく作っていたので、そんなふうに言ってもらえると思わなくて驚きました。この事がきっかけになり、今では商品として寄せ植えを作っています。お客さんの声がきっかけで生まれた新商品です」 喜んでくれる人や、欲しいと言ってくれる人がいるから、大変な作業でもがんばれる。

息子さんと一緒に

10年ほど前から、息子さんが後継者として農業に従事している。今では、息子さんの名前で農作物を「あすかてくるで」に出荷しているそうだ。 「息子と二人三脚で様々な作物を育てています。最近はメロンに挑戦したのですが、なかなか大変でした。1月末に種まきをして、7月中ごろに出荷したのですが、収穫できるのは1本の木に1~2個。手間と時間がかかるんです。でも、これからも積極的に新しい作物に挑戦していきたいと思っています。来年はパプリカを植えようと計画中」 精力的に農業をおこなう氏林さんだが、実は一度病気で倒れたことがある。奇跡的に後遺症は残らなかったが、体のことを考えて定年延長中の会社を退職した。 「倒れたあとしばらく入院したのですが、心配だったのは、田んぼや畑のこと。当時はすでに息子と農業をやっていましたが、一人で大丈夫かなと不安でした(笑)。でも、退院後に見に行ったらきちんと田植えをしてくれていて『これで安心して任せられるな』と感じました。親からみてもまじめにコツコツがんばってくれていると思います」 息子さんの頑張りに、氏林さんも太鼓判を押す。

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少しでも良いものを

氏林さんに、今後の目標についてお聞きした。 「常に思っているのは、今よりも少しでも良いものを作りたいということ。味と形の質を高めて、毎年少しずつでも良いから進化したい。朝起きるとき、まだ寝ていたいなぁと感じることもあるんですけど、周りの農業のベテラン方が早朝に起きてマメに作業されているのを見ると、自分も負けていられない。良いものを作るぞ!と感じます」 喜んでくれる人がいること。次に繋げたい人がいること。人と人との繋がりが、氏林さんを支えている。

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