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笑顔の実り。vol.027

うめがわ かつよしさん|55歳

河南町 寛弘寺 梅川 勝善さん

夫婦2人3脚

梅川さんには、農業の先輩が4人いる。1人は、現役の専業農家である父親。もう2人は「師匠」と呼ぶ友人たち。そして最後は、妻の真弓さんだ。 実は、真弓さんはイチゴ作り12年目のベテラン。農機具の販売会社に勤めていた梅川さんに代わり、実家の畑を守ってきた。梅川さんも休みの日は農業を手伝ったが、栽培から出荷にいたるまで、作業の大部分を真弓さんが担っていたそうだ。 「妻が農業をはじめたのは、この家に嫁いできてからなんですよ。全くの素人が突然イチゴを育てるわけですから、相当大変だったと思います。さいわい、段々とイチゴ作りにはまっていき、今も楽しんでやってくれているのですが」 子供が親の手を離れたこともあり、農業1本でやっていく決心がついた梅川さんは、2年前に会社を退職した。現在は、奥さんと助け合いながらイチゴ作りに励んでいる。 「作業量が多く、大変な仕事なので、妻のサポートがなければ続けられませんね。本当に感謝しています。これからも夫婦2人3脚でがんばっていきたいです。1人ではできないことも、2人ならできますから」

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ハウスの中はイチゴの甘い香りでいっぱい

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とれたてをパックに詰めて出荷します

イチゴ作りは大変

イチゴの収穫期間は冬から春。第1弾、第2弾…と、少しづつ時期をずらしながら収穫し、順次出荷する。梅川さんは現在、出荷作業と同時進行で苗の栽培をおこなっている。収穫が終わらないうちから、次のシーズンに向かって準備が始まるのだ。 「イチゴは収穫期間が終わればやることがないと思われがちですが、とんでもない。1年を通じてずっと忙しいんですよ。苗を育てるのに1年以上かかりますから、365日水やりが欠かせませんし、草抜きやハウスのメンテナンスなどもあります。イチゴ農家に休みなしですね(笑)」 イチゴを育てるためには、かなりの労力と費用がかかる。それでもイチゴを育てる理由を梅川さんに尋ねてみた。 「手間はかかりますが、やればやったぶん良いものが出来ますから。努力はちゃんと自分に返ってきます。あとは、お客様に『美味しい』と言っていただけると、『これからも頑張ろう』と思いますね」 紆余曲折あるのが農業。一度は、病気でイチゴ苗が全滅したこともあるそうだ。色々な困難にぶつかりながらも、自分で調べたり、周りの人に教えてもらったりして今日までイチゴを作り続けてきた。全ての努力は、お客様に「美味しい」と言ってもらうためにある。

美味しさの秘密

梅川さんはイチゴを農産物直売所「あすかてくるで」、道の駅「かなん」に出荷している。出荷する時のルールは、完熟のイチゴを当日の朝に収穫すること。そこには、梅川さんのイチゴに対するこだわりがある。 「うちのイチゴは当日の朝収穫したものを出荷するので、とてもフレッシュなんです。通常、スーパーなどに並ぶイチゴは、1週間~10日前に収穫したものを冷蔵庫で保管していますから、鮮度では負けない自信があります。もう一つのこだわりは、完熟したイチゴのみ収穫すること。とれたてをすぐに食べて欲しいので、未完熟のものは出荷しません。1日早まるだけで糖度が変わりますから、時期を見極めて収穫しています」 完熟のイチゴのみ早朝に収穫し、その日のうちに出荷するのは手間がかかる。事前に未完熟のものを収穫したほうが、作業は楽になるはずだ。しかし、梅川さんはお客様に1番美味しいタイミングでイチゴを提供するため、あえて大変な道を選んだ。 その甲斐あって、梅川さんの作るイチゴは「あすかてくるで」の人気商品だ。イチゴを求めて開店前からお客さんが並び、全員の手元に行き渡らないこともある。楽な道を選んでいたら、ここまでの人気は出なかっただろう。

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これからも妻と一緒に

「わたしがイチゴ作りをはじめた当初は、既にお客さんに知られていた妻の名前で出荷していました。徐々に自分の名前に変更していき、今では全てのイチゴを私の名前で出荷しています。お客様の間で、自分の名前が浸透してきたときは嬉しかったですね。お客様に喜んで頂けるよう、これからも妻と一緒に頑張ります」 「あすかてくるで」で待つお客様のために、夫婦2人3脚でイチゴを作り続けていく。

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