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笑顔の実り。vol.028

おおむら もとあきさん|43歳

藤井寺市 林 大村 元昭さん

バジルソースで笑顔あふれる食卓を

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グランドスラム達成

大阪府藤井寺市生まれのバジルソースが、いま脚光を浴びている。ソースを作っているのは大村元昭さん(43)。大村さんが立ち上げたバジルソースの製造・販売会社「basil.sc」は2013年、大阪府の認定するブランド「大阪産(もん)」の普及やイメージ向上につとめたとして「大阪産五つの星大賞」を受賞した。「basil.sc」は2011年に「優良賞」、2012年に「PR大使賞」を受賞しており、「大阪産五つの星大賞」表彰事業の全賞を受賞するグランドスラムを達成している。 今回は、いかにして大村さんがバジルソースを生み出したのか、その背景に迫る。

はじめてのソース

最初のバジルソースは、偶然の連続から生まれた。大村さんが実家のあまった土地でバジルを育てると、思いがけず良いバジルが採れたのだ。バジルを選んだのは、母親に「おばあちゃんが好きだから植えといて」と頼まれたから。大村さんはバジルでソースを作ることを思いつき、ネットでレシピを検索した。こうして生まれたのが、記念すべき最初のバジルソースだ。 「当時はフリーのプログラマーをやっていたので、時間の融通がきいたんです。気分転換にもなるので、仕事のあいまに家庭菜園をやっていました。バジルを育てるとうまくいって、ソースも美味しく出来た。元々、ネットで何か販売してみたいな~とぼんやり思っていたので、じゃあ売ってみよう!と思い立ちました 。本業がありましたし、売れたらラッキーくらいの気持ちです(笑)。最初はそんなゆるいスタートでした」 ちなみに、完成したバジルソースを大村さんの祖母のもとに届けると「バジルってなに?」とかえされたそうだ。母親に聞いても、当時の記憶が曖昧だそうで、真相は闇の中だ。

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理想の味を求めて

軽い気持ちではじめたソース作りは、早々に壁にぶつかった。加工方法や、売るために必要な資格についてなど、最初は分からないことだらけ。本を読んだり、時には保健所に足を運び、一つ一つ解決した。 一番時間がかかったのはソースの味だ。大村さんは妻 成恵さん(43)とふたりで何パターンも試作品を作り、知り合いや友達に配り意見を聞いた。 「加工作業はおもに妻がやってくれたのですが、かなりハードな毎日だったと思います。わたしが収穫したバジルを、夜な夜な妻が加工所でソースにし、朝に子供達を学校に送り届けてから仮眠をとる…なんて日もありました。妻には感謝しています。おかげで、納得のいくソースを作ることが出来ました」 大村さんのこだわりは、素材の味を活かしたソースを作ることだ。塩分を少なめにし、チーズも入れず、バジルをしっかりとあじわえるようにした。また、品質の良いバジルのみ使い、いわゆるB級品は使用していない。あまったバジルでソースを作るのではなく「ソースのためにバジルを作る」というポリシーがあるからだ。 結局、販売に至るまで、約1年半~2年の歳月を費やした。理想の味を追い求め、やっと大村さんのバジルソースは完成した。

世界にはばたく

せっかくソースが完成しても、売る場所がなければ意味がない。大村さんはソースを販売するため、あちこちイベントに出店するようになった。冒頭でふれたグランドスラムを達成した今でも、販路の拡大に力を注いでいる。 「売り先はまだまだ増やしたいですね。そのためには、知ってもらう努力が必要です。これからもイベントに出店しますし、facebookなどのネットツールをうまく活用して、ソースの魅力をPRしたいです。あとは、バジルの生産量も増やさないと。昨年はバジルが原因不明の病気になり全滅したので、ソースの在庫がなくなってしまいました。バジルは情報が少ないので、問題が起きたときの対処が難しいんです。今年は作れるうちに沢山作って、販売数を増やせるようにしたいです」 2年ほど経ったころ、ソースの販売が軌道にのり、大村さんはプログラマーの仕事を休止した。現在はバジルソースの製造、販売にのみ力を注いでいる。 大村さんのもとで偶然生まれたバジルソースが、いつのまにか全国の食卓に笑顔を届けている。いつかは世界にはばたくソースとなるまで、大村さんの活躍を見守りたい。

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