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笑顔の実り。vol.044

むらもと よしあきさん|73歳

河南町 山城 村元 良昭さん

何事もひたむきに全力投球

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農作業はあさにやる

先祖代々、農家の家系だという村元さん。学校を卒業後にサラリーマンとして就職したが、父親を手伝い、農業に関わってきた。仕事が忙しく、両立させるのは大変だったそうだ。  「金融機関で情報システムを作っていたので、何かトラブルがあれば、すぐに対処しなければいけないんです。大晦日は深夜まで働き、システムを停止させてから、1日の朝に帰宅。少し休んだら、今度は作動するか確認するため、3日には出勤しました。仕事は面白く、やりがいもありましたが、忙しかったですね」 そんな状況では、平日になかなか休みが取れない。農作業は土日を中心に行ったが、それでも作業は山積みだ。村元さんは平日の早朝に起きて、農業の時間を確保することにした。朝3時には起きて畑に行き、トラクターで田を耕す。「近所の人に、こんな朝早くからうるさい!とよく怒られました」と、笑いながら当時を振り返る。6時半ごろまで作業し、シャワーを浴びてからスーツに着替え、職場に向かった。朝の数時間の作業が、村元さんの農業を支えていた。 「今の若い人に、同じことをやれと言っても出来ないかもしれませんね。身体はしんどかったけど、おかげで体力やバイタリティが身に付きました」 73歳になった現在も、村元さんが元気に農業を行っているのは、若いころの努力のおかげだ。

大切な人が食べるから

村元さんは水稲をメインに、野菜や果物も作っている。ほとんど家族で食べ、出荷はしていないそうだ。 「出荷する野菜は見た目の美しさが求められるから、ある程度農薬が必要。でも、自宅で食べる野菜は多少虫食いがあっても誰も気にしない。自分や家族の口に入るから、農薬は出来る限り使わず、有機栽培で育てています」 有機栽培の知識は退職後、大阪府主催の講習会で学んだ。3か月かけて、色々な知識身に着けたそうだ。虫よけにハーブを植えたり、れんげやソルゴー(トウモロコシの一種)を肥料に利用するなど、様々な方法を試している。手間がかかりすぎるなど、なかなか自分に合うスタイルを見つけるのは難しいが、食の安全を第一に考えている。 「孫が2人いて、友達を連れて遊びに来るんです。毎年育てているイチゴを収穫させるんですが、プチプチして、甘くて美味しいと喜んでくれる」 大切な人が食べるものだから、身体に優しい作り方にこだわっている。

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ちゃんと返ってくる

農業をしていて一番うれしいのは、収穫の瞬間だと言う。 「毎日一生懸命作業して、やっと収穫できる時は本当にうれしい。今年は大きいイチゴが収穫できたから、孫に喜んでもらえました。農業は、手間をかければかけるほど、収穫のときに返ってきます」 頑張った努力が、後になって返ってくる。ただし、どこまで手間をかけるかは自分次第だ。草抜き一つにしても、やろうと思えば作業は無限にある。「サラリーマンみたいに定時がないから、時間の区切りがないんです」と村元さんは語る。 農業の世界は限りがなく、どこまでも奥深い。

カメラとの出会い

農業にのめり込みすぎると、たまに疲れることもある。そんな時息抜きになるのが、趣味で続けているカメラだ。サラリーマンの頃、大きな仕事が終わった記念に新しいことを始めようと思い立ち、カメラ教室に通った。今も仲間たちと技術を磨いている。 「写真クラブには色々な価値観の方がいるので、いつも新しい発見がある。カメラを通じた出会いが、農業の良い気分転換になりました」 村元さんのお宅には、今まで撮った作品をまとめたアルバムがずらり。今も農作業の合間に夫婦で旅行に行き、写真を撮ることを楽しみにしている。 仕事も趣味も、農業もすべてが全力。村元さんが輝いているのは、何事にも手を抜かず、ひたむきに取り組んでいるからだろう。

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