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笑顔の実り。vol.061

こいけ みはるさん|70歳

羽曳野市 郡戸 小池 實晴さん

出会いに感謝

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少量多品目を出荷

「親の背中を見て育ったが、小さい頃は逃げ出したかった」と笑いながら話してくれた。 子どもの頃から親の手伝いをしていたので、見よう見まねで作業が出来たのも、その経験 が活かされている。 会社勤めの頃、東京にいる間は、頻繁に母親から帰ってくるよう促されるし、大阪に戻らない事を心配し「そっちで結婚してはいけない」と言われたこともあったと当時を懐かしむ。 現在は、5反の水稲と約3反の畑から、ジャガイモ、タマネギ、ハクサイ、ブロッコリー、ダイコン、落花生などを年間通して出荷ができるよう心掛けて少量多品目の農産物を栽培している。 珍しい農産物を作ろうと4~5年前から落花生を作っている。落花生は、「あすかてくるで」で売れ残ることはほとんどない。

栽培場所を考えて

「昔のように特定の農産物を大量に作ると、作業も大変で他の作物が作れない。多品目を栽培していると、色んなものが食べられ家族にも喜ばれる」 少しでも楽が出来るようにと、手間のかかる品物や出荷サイクルの短い農産物は、自宅近くで栽培している。タマネギやジャガイモ、またサツマイモやカボチャなどの蔓性(つるせい)、瓜類などの手間のかからないものは、面積が広く少し離れた畑で、連作障害が起こらないよう工夫している。特に自宅裏の畑では、出荷サイクルが短い葉物野菜やキャベツ、ハクサイなどの重たいものを栽培し、こまめに出荷が出来るようにしている。 「これからも、新しい品種作りにチャレンジしたい」という情熱を語ってくれた。

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後継者問題

これからの時代、どの家も後継者問題を抱えている。「娘に継いでもらいたい気持ちもあるが、義理の息子の定年を待つ頃には、私も死んで居ないだろうし・・・それが一番の悩みかなぁ」 自分がしっかりしている間に色んな事を教え、後継者を育てることが理想だけれど、新しく農業を始めるにしても、好き嫌いがあるので娘婿にも無理強いは出来ない。 「子どものころからこの環境から逃げたかった。親の背中を見て育っているが、親が農作業に苦しんでいる辛さも見ている」 現在、稲刈りは袋取りのコンバインを使っているが、体力を考えるとグレンタンク付きの方が楽になるのはわかっている。でも自分があと何年農業を続けられるかを考えると、今から農業機械に投資するのは厳しい。「あと10年農業を続けていけるかどうか・・・」 後継者が決まっていれば、迷わず機械を買い替えているだろう。 「身体が動かなくなったら、農協さんのお世話にならないとね」と笑った。

出会いに感謝

小池さんには、農業に関する色々な節目があった。父親の死、定年退職、農業塾での学び、地元との関わり、「あすかてくるで」の出荷者となったことなど。良かったのは、これらの転機に多くの先輩や同じ境遇の仲間に出会えたことだ。 「定年退職後、ある程度の農業経験があっても新しい栽培方法を学ぶためJAの農業塾に参加し、志を同じくする仲間に出会えた事。地元の先輩や「あすかてくるで」の出荷者に相談し、栽培のコツを教えてもらえる関係を築けた」と、人間関係が広がり感謝している。 最後に、小池さんが会社勤めの間、親と一緒に農作業を手伝い、いまも夫婦仲良く農作業が出来る、一緒に「あすかてくるで」にいる姿を他の出荷者からも羨ましがられる・・・そんな奥さんの助けは大きい。 話を伺っている中で、たくさん感謝という言葉を聞いた。『一番感謝している相手は奥さん』だと感じた。

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