林均さんメイン

笑顔の実り。vol.007

はやしひとしさん|62歳

藤井寺市 野中 林均さん

楽しい農業を伝えたい。

定年退職後、父から農業を引き継いだ林さん。 稲作の傍ら、地元藤井寺市の世界遺産登録運動を後押しするため、稲で古墳をかたどる「黄金の古墳」作りに地元の小学生と取り組んでいる。 そんな林さんに農業を始めてからこれまでの思いと、これからの目標を伺った。

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「黄金の古墳」のの作り方は、田植え後に線で型をとって田植えではなく”田抜き”をして作っていきます(写真提供:藤井寺市教育委員会)

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地元の小学生と稲刈り(写真提供:藤井寺市教育委員会)

世代交代へ

林さんが農業に携わり始めたのはいつからだったのか。 「定年退職を機に 『従』として携わっていた父主導の農作業を『主』へと世代交代する事になりました。特に稲作は全面的に私が主となりました。」 いざ自分の判断と責任で稲作に挑戦すると、種子消毒など、細かな点で解らないことがたくさんでてきたという。 「その時は、JAの営農センターや、南河内農と緑の総合事務所に相談に行きアドバイスをもらった事もあります。」 JAの農業塾も受講しており、自宅裏の畑で家族が食べる野菜を栽培するのも楽しみのひとつなのだそうだ。 「義父はイチゴ栽培が大変上手で、その美味しさに感動し私もイチゴを作りたいと思い栽培を始めました。年間を通じて育てるのに時間と労力が必要ですが、作り方を教わったこともあり、今は自分の自信作の1つになっています。」 旬の時期には親しい方に食べてもらったり、一部を近所の朝市に出荷しているという。

黄金の古墳

林さんの住む藤井寺市は、世界でも有数な古墳地帯で、7年前に大阪府、堺市、羽曳野市と共に世界遺産登録を目指す運動が始まった。 「この運動を盛り上げて行くため自分にも何か出来ないか考えていた時、ふと稲作で古墳を型どる『黄金の古墳』を思いつき、幸いにもはざみ山古墳に隣接する休耕田を借りる事ができました。」と林さんは話す。 「藤井寺市の古墳をモチーフにして毎年様々な形に挑戦しており、今年は津堂城山古墳をモデルに実物の1/15の大きさで育てています。草刈りや水の管理に手間はかかりますが、秋に行なう子供たちとの刈り取りが楽しみで仕方がありません。」  『黄金の古墳』は休耕田の活用、農地の保全、子供たちへの食農教育、農業の継承、市民同士のコミュニケーションなどにも繋がる取り組み。 「次の世代に貴重な緑の空間を残し、農業の楽しさを伝えていくためにも、この活動を続けていこうと考えています。」と林さんは力強く語った。

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